Van Oordがメタノール燃料に対応した根固石設置船の建造契約

2025年7月21日、Van Oordは中国のYantai CIMC Raffles Offshoreと最新鋭の根固石設置船(SRI,Subsea Rock Installation vessel)建造に関する契約締結を発表しました。
Van Oordのプレスリリースによると、新造船は大型の岩石施工にも対応しており、積載能力は35,000トン。DP-2のダイナミックポジショニングシステム(自動船位保持装置)を備え、波浪、風、潮流といった厳しい環境下でも、船舶は正確な位置を維持できるという。積載能力が大きいため、積込場所と沖合の施工場所を往復する工程が最小限に抑えられることから長距離プロジェクトに適しており、排出量と施工コストを削減することが出来ると説明されています。
持続可能な船体設計となっている新造船は、バイオ燃料とメタノール燃料に対応したエンジンを搭載し、大容量バッテリーストレージを備えている。
1隻目の新造船は2028年に市場投入され、次いで2隻目も1年以内に投入される予定。
船体設計はUlstein
CIMC Raffles Offshoreのプレスリリースによると、Van Oordとの1+1 根固石設置船建造契約は7月16日に契約締結。2025年1月に引き渡しがおこなわれたSEP起重機船「Boreas」に続き、両社は再びタッグを組み、パートナーシップをさらに深めていると述べています。
新造船の船体寸法について記載されており、長さ199m、幅32.2m。船体設計は、UlsteinのSX236を採用していることが明らかにされています。
完成イメージの画像からは船体の巨大さがあまり伝わってこないような気がしますが、全長約200mあるので半端ない大きさ。
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