#8 中国の寧波沖で衝突によりコンテナ船水没、コンテナ40個以上流出

2023年7月17日午前10時16分頃、中国の浙江省寧波市沖で船舶同士の衝突事故が発生。衝突したのはコンテナ船「新遠隆6」(XIN YUAN LONG 6)とケミカルタンカー「港龍発展」(GANG LONG FA ZHAN)。コンテナ船の方は衝突による損傷で浸水し、船体が水没。積荷のコンテナのうち、少なくとも40個が海に流出。コンテナ船の乗組員は全員、巡視船により移送されており無事。
事故以降の報道が無いので事態がどのように収束したのか不明ですが、AIS情報を確認するとコンテナ船「新遠隆6」(XIN YUAN LONG 6)の最終ポジション付近に ”XYL6 WRECK” というAid to Navigation(航路標識)が表示されていたので沈没したままになっていると思われる。

#7 清水建設のSEP船「BLUE WIND」初任務へ向け いざ日本海へ

2022年10月の完成・引き渡し以降、長らく広島の江田島・呉周辺で施工に向けた準備や習熟訓練をおこなっていたSEP起重機船「BLUE WIND」。2023年3月18日、「入善洋上風力発電所」での初作業に向けて広島を出港。90mという長いレグを搭載しており、桁下制限のため関門海峡を通航することが出来ないので九州南端を通る経路で石川県の七尾港へ回航しました。

#6 島が丸ごと基地に 馬毛島で国内最大規模の基地整備事業

鹿児島県の種子島から西へ12kmの位置にある馬毛島で国内最大規模の基地整備事業により島を丸ごと自衛隊の訓練施設として整備する巨大事業が進行中。
事業の目的は、南西防衛の拠点として自衛隊施設を整備することに加え、米軍によるFCLP(Field-Carrier Landing Practice、空母艦載機着陸訓練)のための施設を確保するという理由。防衛省の事業概要によると、年間を通じてアジア太平洋地域で恒常的に活動を行っている米空母の存在は、この地域を安定させる上で極めて重要な抑止力、対処力となっており、その運用維持にはFCLPが不可欠だという。現在、FCLPは暫定的に硫黄島で実施されており、空母艦載機の拠点である岩国飛行場から遠く、緊急着陸用の飛行場が確保できないため、安全性に大きな懸念があることから、恒久的な FCLP 施設の確保が安全保障上の重要かつ喫緊の課題となっている。
工事開始当初から注目度の高さからなのか、軽微な事故でも報道で取り上げられているため、とても事故が多く起きているという印象を意図的に植え付けられている様な気もします。規模の大きな現場なので作業に従事する人数も多く、何より海上工事を施工する海象条件が厳しいため必然的に事故の件数は増えてしまうのかも。
#5 バハマ沖で100人以上の乗客を乗せたフェリーが沈没

2023年11月14日、カリブ海のバハマ沖で100人以上の乗客を乗せたフェリーの沈没事故が発生。乗客の多くは浸水し傾き始めた船から海へ飛び込んで付近の船舶に救助されましたが、残念ながら乗客の女性1人が死亡。
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