REGENTのシーグライダー「Viceroy」が初の有人飛行を完了
2026年9月2日、REGENT Craftは「シーグライダー」(Seaglider)のプロトタイプ「Viceroy」が初の有人飛行を完了したと発表しました。これにより、地面効果(ground-effect)を活用した飛行技術における米国の主導的地位を確固たるものとし、世界各地への「シーグライダー」本格納入に向けた大きな一歩を踏み出したという。
「シーグライダー」は、船舶と航空機の特長を融合した完全電動の次世代モビリティで、地表や水面付近で翼が受ける揚力が大きくなる現象の地面効果を活用し、海面上から数mほどの高さを飛行する地面効果翼船。最大時速300kmの速力性能と高いエネルギー効率、ゼロエミッション運航を同時に実現。沿岸の拠点間を革新的かつ高速、快適に結ぶ移動手段の提供を目指している。
「シーグライダー」のプロトタイプ「Viceroy」初飛行は、アメリカのロードアイランド州にあるREGENT本社付近のナラガンセット湾で実施。プロトタイプ「Viceroy」に2名のキャプテンが搭乗し、水面から高度33フィート(約10m)を維持し、1,956フィート(約596m)の距離を30秒間にわたって飛行した。
REGENT Craftはプレスリリースで、プロトタイプ「Viceroy」の有人飛行試験は革新的な技術を実証する極めて重要なステップであり、同プログラムにおける最終段階の海上試験の開始を告げるものだと述べています。飛行に向けた準備としてREGENTのチームは夏の間、水中翼航行時の速度向上に取り組んできた。これは、水上での運用とシミュレーションに基づく開発の両面から2026年を通じた包括的な試験活動の一環で、機体性能のさらなる向上と運航に伴うリスクの低減を図り、商用サービスや防衛用途への導入に向けた準備を加速させるものだという。
REGENTの共同創業者兼CEOであるBilly Thalheimer氏は初の有人飛行完了について、私たちが過去5年半にわたり思い描き、絶えず追求してきた瞬間であり、安全かつ効率的な地面効果の飛行技術を実証したと述べています。さらに「Viceroy」の飛行はモビリティ(移動手段)の新しい時代の幕開けであり、旅客輸送、防衛任務、貨物輸送といった幅広い分野で新たな可能性を切り拓くとした上で、世界中の沿岸地域へ「シーグライダー」を届けるべく、量産に向けて迅速に動き出していると述べている。




日本での社会実装を見据えた共同開発プロジェクト

出典:Mitsui O.S.K.Lines
2026年6月に商船三井、日本航空、ロイド船級協会、REGENT Craftは「シーグライダー」の日本における社会実装を見据え、船体認証および運航許可取得プロセスの確立を目的とした共同開発プロジェクトの合意書締結を発表しています。
「シーグライダー」の社会実装に向けた船級協会との取り組みは、日本初の事例。
今回のプロトタイプ「Viceroy」による初の有人飛行完了は、日本での社会実装に向けた共同開発プロジェクトにも好影響を及ぼすと言えそう。
【動画】プロトタイプ「Viceroy」による有人初飛行
Flying into the long weekend 😎 pic.twitter.com/RDXu5CyvND
— REGENT (@regentcraft) September 4, 2026
















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