10月16日に起重機船「海翔」東京湾を出発予定
宮城県 女川町でおこなう出島架橋の架設作業に向けて回航中の起重機船「海翔」が、現在停泊している東京湾を10月16日(月)に出発し、再び曳航を開始するという予定が東京湾海上交通センターの曳航船等の入航予定情報に掲示されました。
予定通りに再出発して順調に曳航すると、女川町への到着予定は10月18日。
半月以上の荒天待機
起重機船「海翔」船団は、9月26日に基地港の兵庫県 播磨町を出港し、天候による影響で9月29日に千葉県 館山沖に到着した後、翌日に東京湾の横須賀沖へ移動してからずっと足止めを食らっている状態になっています。
ナウファスによる鹿島港の波浪観測情報を見ると、巨大な起重機船「海翔」を曳航できないのも仕方ないのかなという波浪実況値。最近2週間のうち前半1週間は有義波高1~2mですが、周期9~12秒と長いため厳しそう、直近の1週間は見るからに無理そうな波浪データになっています。
今後の予報では、10月15日(日)頃に関東からオホーツク海方面に向けて低気圧が急速に発達しながら北上するようなので、10月16日の再出発も難しい可能性がありそう。
架設予定は未定、1週間から10日程度ずれ込む見込み
女川町のホームページに掲載されていた架設予定は削除され、当然ですが変更後の予定は明らかになっていないようです。ただ、出島架橋建設事業のページには、どの時点で記載されたのか不明ですが ”現段階の見通しでは、一週間から10日程度ずれ込む見込みです” という説明が加えられていました。
最初の架設作業にあたる本土側側径間の当初架設予定は10月11日。10日程度ずれ込んだとして10月21日。10月16日に東京湾を出発できれば、準備期間も含めて架設スケジュールは確かに10日程度のずれ込みでおさまりそう。
リンク先 女川町 | 出島架橋事業
架設位置 | 当初予定 | 変更後の予定 |
---|---|---|
本土側側径間 | 10月11日 | ― |
出島側側径間 | 10月13日 | ― |
中央径間 | 10月19日 | ― |
LIVE配信予定の女川町公式チャンネル :https://www.youtube.com/@user-lh7lt2dg2j
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