「Moray West」向けトランジションピースがUAEを出発
スコットランド沖で建設中の「Moray West offshore wind farm」向けとなる第一陣のトランジションピースが製造場所のUAE(アラブ首長国連邦)にあるLamprellのHamriyah yardを出港。トランジションピースを運搬するのは半潜水式重量物運搬船「SUN RISE」。
運搬船には2種類の形状が異なるトランジションピースが合計6基積まれており、船首側の大きな2基は洋上変電所用。
2023年10月に4,000トン吊りクレーン船「Bokalift 2」によって最初のモノパイル設置完了が発表されています。
半潜水式重量物運搬船「SUN RISE」の概要
船名 | SUN RISE |
総トン数 | 22,499トン |
載貨重量トン | 24,629トン |
長さ | 169m |
幅 | 40m |
建造年 | 2012年 |
運搬先はスコットランドのナイッグ港
「Moray West offshore wind farm」向けのトランジションピースを積んだ半潜水式重量物運搬船「SUN RISE」が向かうのはスコットランドのナイッグ港(Port of Nigg)。AIS情報によると、10月1日にUAEを出港し、現在は地中海のジブラルタル海峡を抜けた位置にいました。ナイッグ港への到着予定は11月1日。
「Moray West offshore wind farm」の概要
「Moray West offshore wind farm」は、EDP Renewables と Engie の合弁会社 Ocean Winds および Ignitis Group によって開発されており、Siemens Gamesa「SG 14-222 DD」60基、洋上変電所2基の設置を計画している。変電所2基を含むすべての基礎は、モノパイルを採用。総発電容量は882MW、風力タービンの単機出力はパワーブーストにより14.7MWへ引き上げられる予定。
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