「Moray West」向けトランジションピースがスコットランド到着
Moray West Transition Pieces Arrive at Port of Nigg
(Moray Westのトランジションピースがナイッグ港に到着)
https://www.oceanwinds.com/news/uncategorized/moray-west-transition-pieces-arrive-at-port-of-nigg/
2023年11月28日、スコットランド沖で「Moray West offshore wind farm」の建設を進めているOcean Windsは、初回納入分のトランジションピースがナイッグ港へ到着したことを発表しました。
到着した半潜水式重量物運搬船「SUN RISE」の積荷を見ても分かりますが、初回分として到着したトランジションピースは風力タービン設置用と洋上変電所用の2種類。運搬船のブリッジ側に積まれた2基が洋上変電所用のトランジションピースとなり、他のものと比べても形状が大きくなっています。
天候により到着予定は約3週間遅れ
半潜水式重量物運搬船「SUN RISE」が6基のトランジションピースを積んでUAEを出発したのは10月1日。10月26日の時点では順調に航行しており、紅海と地中海を通過。しかし、それ以降は荒天による影響からジブラルタル海峡を抜けたカディス湾とビスケー湾で足止めをくらい、出発時の到着予定11月1日から遅れること約3週間、11月20日にナイッグ港へ到着。
トランジションピースの運搬なので工程的にクリティカルではないと思われますが、普通に考えると到着が3週間遅れると少しビビりますね。その辺は、自然相手の海運というものを熟知した方が工程を組んで工事されていると思いますが・・。
「Moray West offshore wind farm」の概要
「Moray West offshore wind farm」は、EDP Renewables と Engie の合弁会社 Ocean Winds および Ignitis Group によって開発されており、Siemens Gamesa「SG 14-222 DD」60基、洋上変電所2基の設置を計画している。変電所2基を含むすべての基礎は、モノパイルを採用。総発電容量は882MW、風力タービンの単機出力はパワーブーストにより14.7MWへ引き上げられる予定。
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