CIMC Rafflesが2元燃料SEP船の設計でAIP取得

CIMC Rafflesが2元燃料SEP船の設計でAIP取得 洋上風力発電
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CIMC Rafflesが2元燃料SEP船の設計でAIP取得

ABSのプレスリリース【2024年2月21日掲載】

Dual-Fuel Methanol Design of Offshore Wind Turbine Installation Vessel from Yantai Receives ABS Approval

(煙台の洋上風力タービン設置船の二元燃料メタノール設計が ABS 承認を取得)

https://news.cision.com/american-bureau-of-shipping/r/dual-fuel-methanol-design-of-offshore-wind-turbine-installation-vessel-from-yantai-receives-abs-appr,c3933314

2024年2月21日、アメリカ船級協会のABS(American Bureau of Shipping)は中国のCIMC Rafflesが設計したメタノール2元燃料SEP起重機船について、設計基本承認であるAIP(Approval in Principle:原則承認)を発行したと発表。

AIPを取得したCIMC Raffles設計のSEP起重機船は、3,500トン吊りのメインクレーンとDPS-2のDPS(自動船位保持装置)を搭載した自航式。そして、メタノール2元燃料エンジンとハイブリッドバッテリーシステムが装備されており、CO2排出量を削減し、燃料消費量を抑えるという環境に配慮した設計。

船体寸法は明らかにされていませんが、自船甲板に14MW風力タービン7セット、20MW風力タービンだと4セットの部材を積載することが可能。風力タービン設置でキーポイントになる揚程は、最大で水面上228m。16MW~20MWという巨大な洋上風力タービンの部材輸送と設置が出来るという。

ABSのプレスリリースにコメントを寄せているCIMC Raffles戦略研究開発センターのディレクター Fu Qiang 氏によると、今回AIPを取得したSEP起重機船はヨーロッパ市場向けに設計されたもので、複雑な国際市場と原材料価格が上昇するなか、より優れた経済性とより強力な競争力を提供すると述べています。

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