2022年を振り返る 注目度の高かったニュース記事

2022年を振り返る 注目度の高かったニュース記事 国内ニュース
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#5 GEが特許侵害によりアメリカでのHaliade-X製造・販売禁止に

英国の特許裁判ではSiemensがGEに敗れる
出典:GE Renewable Energy

 2022年9月7日、SIEMENS GAMESAがGEに対して起こしていたアメリカでの風力タービンの特許裁判において、マサチューセッツ州地区の米国連邦裁判所でGEの製品であるHaliade-Xが米国内での製造・販売禁止という裁定が下された。ただし、既存プロジェクトで受注している「Vineyard Wind 1」(806MW)、「Ocean Wind 1」(1.1GW)については、判決から除外されており、GEがSiemens Gamesaに特許使用料を支払うことで、米国内での販売を許可。「Vineyard Wind 1」でGEが支払う特許使用料は1MWあたり30,000ドル、806MW×3万ドル=2,418万ドル。日本円に換算すると約34億6千万円(1ドル=143円として)。

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#4 1,600トン吊りSEP起重機船「CP-16001」完成間近

1,600トン吊りSEP起重機船「CP-16001」完成間近
インドネシアのPaxOcean Graha造船所で建造中のSEP起重機船「CP-16001」

 このSEP起重機船「CP-16001」の建造進捗は強い関心を持ってチェックしていましたが、年内の完成・引き渡しアナウンスが無くて残念です。予定では、2022年9月に完成・引き渡しでした。

 1,600トン吊りのクレーンを搭載するSEP起重機船「CP-16001」は、五洋建設・鹿島建設・寄神建設の3社による共同出資会社「PKYマリン株式会社」(出資比率 五洋:65%,鹿島:30%,寄神:5%)が保有・運営を行う。

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#3 清水建設の世界最大級SEP船が進水

2022年10月に完成した2,500トン吊りの自航式SEP起重機船「BLUE WIND」

 清水建設が建造費400億円、技術開発などのコストを含めると約500億円という巨額を投じて建造した自航式SEP起重機船「BLUE WIND」。兵庫県相生市にあるジャパンマリンユナイテッドで建造が進められ、2022年10月に完成。現在は、広島県呉市周辺で習熟訓練を行っており、2023年3月から富山県入善町での3MW風車3基のモノパイル打設から風車タービン設置、その後に石狩湾新港洋上風力発電施設で8MW風車14基の設置が予定されている。2023年も「BLUE WIND」の動きに注目。

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#2 大林組・東亜建設工業の1,250トン吊りSEP起重機船建造中?

Googleマップ3D表示による建造中のSEP起重機船「柏鶴」

 神奈川県のJMU横浜事業所で建造している大林組と東亜建設工業のSEP起重機船。搭載されるクレーンは、Huisman製で1,250トン吊り。日本企業が建造している他のSEP起重機船に比べてオフィシャル情報が極端に少なく、船体寸法などはほぼ不明。2023年4月に完成予定。

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#1 観光船「KAZU1」の捜索へ向け「新日丸」出動

運輸安全委員会が知床観光船沈没事故の中間報告を発表
海底から引き揚げられた観光船「KAZU1」

 2022年4月23日に発生した知床観光船沈没事故。およそ8か月後の12月15日、国の運輸安全委員会は事故原因をほぼ特定できたとして「経過報告」を公表。船の沈没につながる致命的な要因として挙げられたのは、船首甲板部ハッチからの浸水。

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最後に

 最後まで読んで頂きありがとうございます

 最も注目度が高かったのは、やはり北海道で起きた知床観光船沈没事故に関する記事でした。それ以外の記事については、国内で動き始めた洋上風力建設に欠かせないSEP起重機船の建造に関する記事のPVが多いという結果。

 2023年は、2022年以上に「海に関するニュース」を分かりやすい記事で届けることを心掛けてブログ運営を継続していきます。

 来年もどうぞを宜しくお願いします

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興味深い海の世界

あらゆるものが巨大な海の世界。
なかでもインパクトの強い画像を中心に海の世界を紹介。

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世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

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